金星のヴァケーション

７月１２日からチャトルマースが

始まり、ヴィシュヌ神が眠りにつき

他の神々もヴァケーションに入っています。

と、同時にシュクラ（金星）も

７月２３日から蟹座に入り、

８月１６日まで脇役的な

ポジションをとります。

金星がここで輝きを発揮しない

理由は３つあります。

１．金星は蟹座を支配する月を

敵対視するため、蟹座の居心地が

悪い。

２．蟹座でもう一つの敵惑星である

太陽と近い距離で移動を続ける。

実際、太陽の裏に隠れ肉眼では

見えなくなる。

３．最初の２，３日は水星とコンジャンクション

で惑星同士の戦争状態にある。

これまで金星は夜明け前に見えるモーニングスター

でしたが、８月１７日以降は、日の出前に

見えるイブニングスターに変わります。

ですから、２３日からの１か月は

移行期間となるわけです。

この移行期間に、金星は脇役の

ポジションで本来の華やかさ、

恋愛の神としての働き、優美さを

発揮しきれない傾向にあります。

誤解してはいけないのが、

シュクラチャルヤ（金星）は

全ての聖典を知り尽くす叡智の

神でもあるということ。

ですからこの時期は、チャトルマースで

もあることですし、じっくり

聖典を読んだり、スピリチュアルな

勉強をしたり、礼拝に適しています。

恋愛相手やパートナーに対しては

期待値を下げ、粗探しはやめましょう。

この時期は、２人で大事なことを話し合ったり

せず、無難に流しておくのがよさそうです。

また蟹座は「家庭」を表す星座ですから

家族とゆったり過ごし、家庭に

愛情を注いでいればよいでしょう。