ヴィジャヤ・ダシャミ
インドの太陰暦8か月目のクリティカ月が10月17日より始まりました。
クリティカ月の最初の9日間は、ナヴァラトリと呼ばれ
女神ドゥルガーがマヒマアシュラという最強の悪魔と戦う聖なる期間として
女神に祈りを捧げる時です。
悪魔はこの世のありとあらゆる悪を象徴する存在でもあり、
また同時にわたしたち一人一人の心の弱さや無知をも意味します。
世の中の悪を裁き世界を変えることは一人の力では到底できませんが
自分の心の弱さを克服することは可能です。
ドゥルガー神はクリティカ月の10日目(ダシャミ)に
悪魔を倒し勝利を収めます。
この聖なる日はヴィジャヤダシャミと呼ばれ、
インドでは特に吉兆な日として祝われます。
この日はまた、ヴィシュヌの化身ラーマ神がランカの王
ラヴァナを殺した日でもあります。
一方、女神ドゥルガーの10の化身はマハーヴィディヤと呼ばれます。
カーリー、タラ、チナマスタ、カマラ(ラクシュミー)など
おぞましい姿の女神から幸福や富を授ける美しい女神まで
その姿や特性は様々ですが、その中の一人に月のフェーズ
(ティティ)を支配するトリプラスンダリがいます。
トリプラスンダリは、現世、スピリチュアルの領域、神の領域の
3つの世界全てで美しく輝く女神として
密教でも多く語られています。
トリプラスンダリはシュリヤントラそのものとして崇められていますから
ナヴァラトリにシュリヤントラを瞑想すると大きな恩恵が得られるのです。
聖なる幾何学ではマーカバがシュリヤントラの女神の波長で振動しています。
マーカバの言葉の意味をたどると、マー(光)、カ(魂)、バ(肉体)と
やはり3つの世界と三位一体の波長がみなぎっていることがわかります。
マーカバのクリスタルで瞑想すると、トリプラスンダリの恩恵が
光のシャワーが降るように注がれるのです。
この時期、トリプラスンダリとつながりあなたはどんなメッセージを
受け取るでしょうか。
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