マリア様のビジョン

26歳の時、南インドのアシュラムに滞在していた時のことです。バンガロールに太陽暦の新年が来て春が訪れたころ、マンディール(寺院)で行われる午後の祈りが始まる前、部屋のベッドで仮眠を取っていたとき、突然目の前にマリアのビジョンが現れました。

人の気配で目覚めたものの普通に起きることができません。自分の膝の辺りから天井に向かい燦燦と輝く光を放つ女神が立ってこちらを見下ろして微笑んでくれていました。直感でマリア様、と気づきました。女神の身体は透明な水のようでヴェールを被っています。

次の瞬間自分のエネルギー体がスーッと1mほど持ち上げられ、祝福を受けました。何とも言えない至福な波動に包まれ、しばらくしてまた意識が肉体に戻ってくるとパッと女神は自分の前から消えようやく目を開けることができたのです。

自分の身に起こったことが信じられないまま上体を起こすと隣のベットにいた母が、天井から何か光が降りていたよ、とポツリ。

やはり・・・自分の体験が夢でなく女神のビジョンを授かったのだとはっきりわかりました。実際母とはいつも同じできごとを違った視点で見て、結果お互いの神秘体験の裏付けをするかたちになることが多いのです。


その後数か月経ったときのこと。四谷のブックショップで、1916年ポルトガルのファティマで起きた奇跡の本に遭遇しました。子供たちがマリア様のビジョンを見てメッセージを授かったという話でした。3人の子供たちは目の前に現れたマリア様をこう表現していました「水の入ったグラスを通して太陽を見たかのようにマリア様の姿は透明で金の光で縁取られていた・・・」

これを読んで自分が見た女神のイメージと同じであることにハッとしました。

前世のどこかでキリストやマリアを信仰していたことは魂で認識しています。今生は25の時の奇跡の体験によりインドのヨガの世界に導かれました。ヒンドゥー教で説かれる多神教とは自然界、動物、人類といった万物に神を見ることです。人間が作ったドグマ(教義)に縛られた宗教の壁を越え、普遍的な光のみ見据えること。そして最終的に自分や相手に内在する大いなる存在に気づくこと。どこで手を合わせようと、どの女神に語りかけようと、一つの大いなる光の存在を憶念していることに何の違いはありません。

新月や満月、太陽の動き、冬至、春分、その中間点のインボルクなど季節のターニングポイントを捉えハイヤーセルフとつながる瞑想をしているのはそのためです。1998年にマリア様のビジョンを授かった時受けたメッセージがそれだったのです。そうする中で占星学とクリスタルヒーリングを通じてご縁あった魂とかけがえのない時間を共にさせていただいていることをとても光栄に思います。


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