ナーガパンチャミ
8月5日は、月が満ちる
5日目にあたり
今年のナーガパンチャミの日、
すなわち、蛇の王ナーガ神を
崇拝する日です。
個人的には、去年に引き続き、
インド現地で供犠(ヤッギャ)を
申し込み祈祷してもらうことに
なっています。
ナーガのヤッギャをした方が
良い人は、誕生チャートで
ラーフケートゥの影響がよくない
と言われている人、
または上昇宮、月、太陽と
ラーフとケートゥがコンジャンクション
になっている人。
さらに、ナクシャトラがアシュレーシャ、
ローヒニ、ムルガシラの人。
または、ラーフかケートゥの
マハダシャに入る人、
そしてラーフケートゥのトランジットが
気になる人などです。
下界(パタラ)の王ナーガ、またはヴァスキは
聖典プラーナやラーマヤーナ、マハバーラタにも
沢山登場します。
アルジュナの兄ビーマはある時、
パンドゥの王子たちに敵対意識を抱く
悪の王子ドゥリョーダナの陰謀により
毒を盛られ、気を失い川底に沈んでしまいます。
海底の美しく宝石が壁中に輝くパタラの王国
でビーマは、ナーガの王に助けられます。
ヴァーユ(風の神)の息子であるビーマは
強靭なパンドゥの次男。
パタラの王ヴァスキは、ビーマを手厚くもてなし
自分の王国でしばらく彼をかくまうと
ナーガアムリタという霊薬を飲ませ
更に無敵の力を与えます。
ナーガ族は下界から地球や自然を
守る、人類の味方である神々です。
ですから蛇を粗末に殺したり
祈祷をせずにむやみに土地を開発すると
末代まで呪いを被ることになります。
ナーガは、ラーマヤーナでは
ラーマと最も親しいラクシュマーナと
シャトルグナという兄弟としてこの世に
生まれています。
また、クリシュナ神の兄バララーマとして
再び地球に降臨します。
ナーガ神について理解を深め
祈りを続けることで
ラーフとケートゥの悪影響を
軽減するには最も近道だと
言えましょう。
また、瞑想でのチャクラの
浄化、クンダリーニの覚醒も
導き、研ぎ澄まされた直感と
精神性を授けてくれます。
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