マハーバーラタ
令和1年のチャトルマース。
ヴィシュヌ神が眠りにつき、
神々もヴァケーションモード
に入っています。そのチャトルマースも
2か月目に突入しようとしています。
みなさんはいかがお過ごしですか。
(リシ・ドゥラヴァーサから授かったマントラでスーリャデーヴァを呼び起こした
クンティー)
個人的には、エーカダシや土曜日の
ファスティングをしながら食生活の
見直し。そしてマハバーラタの
1500ページのロングバージョンを
読む事、が今年のテーマです。
マハバーラタは今週末で前編の
700ページが終わります。
人物相関図を作りながら、そして
メモを取りながら読み進めました。
来週から各章の簡単な概要と、
ナクシャトラや占星術の授業に関係の
ある内容をさらにピックアップして
ノートに記したいと思います。
従って後編は、9月から読み始めます。
バガヴァッドギータの授業では、
ギータをマスターする読み方、
攻略法をお伝えしますが、
マハバーラタの物語全般の
登場人物、背景をしっかり押さえて
お話ししたいと思いますので
ご期待ください。
聖典プラーナでは、善が支配していた
ピュアな時代クリタユガを
舞台にしたエピソードが多く占めています。
ラーマヤーナは、トレタユガで展開され、
マハバーラタは、
クリシュナ神が降臨したドゥワパラユガで
繰り広げられます。
ドワパラユガまでは、デーヴァ、人間、
ラクシャサ(悪魔)、ガンダルヴァや
アプサラといった妖精まで、
それぞれが神界、地球、下界をかなり自由に
行き来しているのが分かります。
ゆうに数十万年生きるリシ(賢者)たちは
プラーナにも、ラーマヤーナにも、
さらにはマハバーラタまで時代を越えて
出演しているのが驚きです。
そしてヴェーダとマハバーラタを編纂した
ヴャーサ仙も、マハバーラタでもかなり
多くの重要シーンで登場。
これほどまでに時代を越えて
伏線が全てつながっている文献は
世界でもインド聖典だけがなせる技でしょう。
(思わずギョ、ギョ、ギョッとしてしまう、
漁師から始まるクル族の家系図)
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