カルナが語るマハバーラタ

シヴァジ サワント著、

「ムリッティユンジャヤ」はマハバーラタの悲劇のヒーロー

が一人称で語るマハバーラタです。


今回宇宙の導きにより絶版になっている英語版が

ポンと手に入り、これから読むのが楽しみです。

マハバーラタはそれぞれの登場人物の立場で

語られ方が見事に異なる複雑に入り組んだストーリー。


何バージョン読んでも新しい気付きや発見、

洞察が得られる訳です。

またどのエピソードをとってもそこに

カリユガの時代を生きる人々へのメッセージが

込められていることが感嘆に堪えません。

本書のように、ましてやそれが数奇な運命を背負いながらも

忠誠心、犠牲の心、寛大さでは右に出るものがいないと

いわれるカルナによるナレーションとなれば

なおさらのことです。


カルナの複雑で悲劇的な境遇は、生涯独身宣言をし

父の恋を実らせるため若くして王座を放棄した

長老ビーシュマと一二を争うものがあります。

だからそこに大きな学びやサナタナダルマの説く

人の美徳や理想が浮き彫りにされているのです。


チャトルマースはまだ2か月しっかり残っています。

マハバーラタの世界に浸り魂を浄化するには

最高の秋となりました。

日々の瞑想、感覚のコントロールの実践と並び

マハーバーラタの精神を理解することは、

ティティ、ナクシャトラをはじめジョーティッシュを

学ぶ人には必須科目です。

引き続き深めていきましょう。



ミスティカル ・ライト Blog

インド占星術、クリスタル・ジェムストーン・ヒーリング、新月満月のマインドフル瞑想会

0コメント

  • 1000 / 1000